20090502_01長野県の伊那地方で昔から食べられているB級グルメ「ローメン」。
炒肉麺(チャーローメン)とも呼ばれ、羊の肉と蒸した固めの中華麺をスープで、キャベツなどと共に煮込んだもの。
お店によって味が違うのもローメンの特徴の1つだというが、代表的なローメンとして「スープ風ローメン」と「焼きそば風ローメン」がある。

長野県民は「ローメン」をどのように捉えているのか。長野県民が「ローメン」を説明すると次のようになる。

長野県上伊那郡在住 50代男性
「麺を焼きそば風に焼いて、たれはソース味です。マトンなどの肉が具になります。」

長野県上伊那郡在住 40代男性
「太麺やきそばで甘いソース味。好みですりにんにくをつけて食べる。」

長野県松本市在住 20代女性
「見た目は焼きそばみたいです。麺が太めで羊の肉を使って作るやきそばです。」

長野県松本市在住 30代男性
「ジンギスカンの肉(羊の肉)を使った太麺焼きそば。汁有りと、汁無しがある。」

みんなおおまかな言い分は揃っている。
要するに羊の肉を使ったやきそばで、スープがあるものとないものがあるというメニューらしい。

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確かに見た目を一言で言うと「やきそば」のようだ。

●『ローメンまん』も登場

20090502_03「ローメン」を使った「ローメンまん」なる食品も登場している。
長野県伊那市にある飲食店「シャトレ」がローメンが地元に根付いてきたことから、開発したもの。
写真はソース風のローメンが具になった「まん」である。
具は豚ひき肉を使っている。信州リンゴのジュースで仕上げたローメンをそのまま皮に包み込んで蒸した。
価格は1個300円。

長野県民にしっかりと根付き、新しい食べ物に派生している「ローメン」。これは確かにB級グルメと言えるだろう。

株式会社シャトレ
http://www.shatore.jp/