岡山で地元にしっかりと根付いており、岡山県民なら誰もが知る「えびめし」というB級グルメがあるという。全国的にも「えびめし」という名前をきいたことがある人は増えてきているのではないだろうか。
「えびめし」は元々、東京渋谷にある老舗カレー店のメニューのひとつだった。
だが渋谷名物となることはなく、なぜか岡山で受け入れられているという。
名前からはえびが入ったメシなのだろうと想像できるが、実際「えびめし」をよく知っているはずの岡山県民に「えびめし」を説明させるとどんなものだろうか。
岡山県に住むアンケート会員の方に「えびめし」の説明をしてもらった。

岡山市在住 20代女性
「えびめしとは、たっぷりソースで炒めた、チャーハン風のご飯です」

ふむ、ソースが使われているらしい。なんとなくイメージは固まってきたがはっきり言って全貌が分からない。更にきいてみた。

倉敷市在住 40代女性
「濃い茶色いでえびがぷりぷりしたチャーハン風です。」

なるほど、茶色いらしい。もっと詳しく説明してもらおう。

倉敷市在住 20代女性
「えびめしとは、色は茶色。ソースなのかな。洋風えびチャーハンと言う感じ。
ソバも入ってたかなあ。香ばしいイメージが。私はよく「オムえびめし」を食べます。えび飯のオムライス。とっても美味しいのでオススメです。以前は月1くらいで食べてました。レディースセットなら1000円くらいで適度なボリューム。お気に入りです。」

なるほどなるほど、やはりソースが使われていると。さらに「オムえびめし」なるメニューまで。
ボリューム云々は、作り手や店によると思うが・・・。とにかくおいしいらしい。

と、岡山県民の説明を受けたところで、岡山県で「えびめし」の知名度をあげる火付け役となったとも言えるお店「えびめしや」の「えびめし」がこちら!

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確かに茶色い。確かに洋風な感じがする。いかにも香ばしそう。
確かに岡山県民が言ってる「えびめし」はこれのことのようだ。

「えびめしや」の方にレシピを伺った

作り方はまずはフライパンにマーガリンを入れて熱し、玉ねぎとマッシュルーム、えびを加えて炒めます。次にごはんを入れて塩・胡椒、最後にえびめしソースをからめます。
火加減はかなり強め、時折、大きな炎があがるくらいで。

味について

できあがったものは、ごげ茶色のチャーハンといった感じ。
味の決め手となるえびめしソースは、ウースターソースの中にケチャップ味がひそみ、ぴりぴりっとくる辛さがあります。ソース自体はかなり刺激的な味と言えるかもしれません。
スプーンですくうとお米がはらりっとしていて、噛むと辛さよりも甘みが感じられ、わずかにピリッと香辛料が香る程度。ごはんがかためなので、きゅっきゅっと噛みごたえがあり、甘みや辛さが口の中いっぱいに広がっていきます。

えびめしや
岡山県岡山市辰巳29-105
086(245)7890