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あなたは「ゾンビマニア」と聞いてどんな人を想像するだろうか?
そんな疑問を胸に、ゾンビショップの専門店『ゾンビショップ・ジョージ』を運営する代表の安倍孝一さん(37)にお話を伺った。

安倍さんはもともとゲームの会社を経営していたが、会社の事業展開を検討しネット通販を行なう事に。どんな商品を扱うかという話になった時、「せっかくであれば昔から自分の趣味であったものを商売に」とマニアだったゾンビグッズの販売を行なうこととなった。

安倍さんが初めてゾンビ映画を見たのは小学校6年生の時。友達と肝試しのような感覚でビデオ屋でレンタルしたのが始まりだった。

最もお勧めするゾンビ映画は、ゾンビ映画界の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督の「ZOMBIE」。この映画は安倍さんが始めて見た映画でもある。
ジョージ・A・ロメオ監督の作品は安倍さん曰く、「ゾンビ映画といえども人間ドラマなんです。話が進む中で結局人間が一番怖い。そういったところが魅力なんですよ。」とまるで小学生に戻ったかのように楽しそうに語ってくれた。
安倍さんが今までに見たゾンビ映画の数は20本ぐらい。「多いほうではないかもしれない」と謙虚に答えてくれたが、何度も何度も「あの作品が見たい」と思いだしては何度も何度もくり返しみるというマニアなのだという。
きっと少年の時のどきどき感が忘れられない。そんな印象だ。

『ゾンビショップ・ジョージ』では、国内ではなかなか手に入りづらい海外取寄商品も扱う。また、ショップサイトではゾンビに関する最新ニュースや、店長ブログで最新のゾンビ情報をチェックすることができ、ゾンビマニアがサイトを眺めるだけでも楽しむことができる。

主にショップで購入していく人は、20代後半〜30代ぐらいの男性で、自分と同じようなマニアの方。フィギュアやTシャツが主な売れ筋商品。
『ゾンビショップ・ジョージ』は店舗を持たない事業形態だが、わざわざサイトの住所まで訪れに来る熱心なマニアの方もいたらしい。その時はそのまま帰しては悪いとショップの在庫を見せた所、そのマニアの方はとても感激。それ以来、安倍さんとは今でも交流があるのだとか。

最近の売れ筋商品は「Dawn Of The Dead プレイング・カード」。
これはカード52枚に、すべてさまざまなゾンビの写真がプリントされたもの。ゾンビ映画にはプロマイドカードのようなものが存在しないのだが、このカードで様々なゾンビを眺めるため人気がある。もちろん海外直輸入のレアグッズだ。

他にもゴスロリ系の女性から人気がある「リビングデッドドールズ」。
不気味ななかに独特のかわいさがある不思議な魅力をもった人形で、リクエストに応え、商品ラインアップに加えたところ品薄状態が続いている。

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「Dawn Of The Dead プレイング・カード」

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「リビングデッドドールズ」

「ゾンビ」と聞くと部屋の中で「ヒッヒッヒ」と映画を眺めている気味の悪いイメージがあるかもしれないが、実際のところ、フレンドリーで情熱を持った心の持ち主だった。
皆さんもまずは友達と一緒にゾンビ映画を観てみれば?!

ゾンビショップ・ジョージ(株式会社アセンブレント内)
TEL:0774-53-6501
京都府城陽市久世北垣内25
http://www.zombieshop.jp/ownerInformation.html