20090617_01福井県と石川県でしか販売されていない地域限定清涼飲料水「ローヤルさわやか」。
その希少さとレトロさがうけ、一部のB級グルメフリークの間で密かなブームにもなった商品です。緑色をした微炭酸飲料で、飲んだ後の爽快感から「さわやか」と名づけられたそうですが、実際に飲んでみると、炭酸のスパーリング感はほとんど感じられず、飲んだ後、舌に残る合成着色料の毒々しさが妙に気になる無果汁のB級ジュースです。
たしかに原材料名の欄を見ると、「果糖ぶどう糖液糖、甘味料(ステビア)、酸味料、香料、保存料(安息香酸ナトリウム)、着色料(黄4、青1、赤2、黄5)」と書いてあり、ある意味、堂々としていて潔いですね。

この商品、大手飲料メーカーの地域限定商品ではなく、約40年前に創立された「北陸ローヤルボトリング協業組合」という、福井県の小さな工場で作られたことがポイントです。(福井市上野本町、代表理事 森田英昭)
発売当初は瓶売りで、王冠の裏に「当たり・ハズレ」が出るくじ付きでした。県内の駄菓子屋等を中心に年間120万本が販売され、学校が終わった後に、このジュースを買う子供たちも多かったようです。
現在は大手飲料メーカーに押され、販売本数も全盛期の6分の1以下と低迷していますが、それでも県内のスーパーには必ずといっていいほど売られており、その根強いファンは多いようです。
20090617_02「ローヤルさわやか」。大人になった福井県民が懐かしさから思わず手に取ってしまう・・・・・・そんなノスタルジックなジュースなのでしょう。
500mlのペットボトル通常価格128円のところ、福井市内の小売店では、98円で売られていることが多い商品。ネット販売もあります。


北陸ローヤルボトリング協業組合
http://royal.cmbc.jp/index.htm

(Written by レイブン)