
福井でかつ丼といえば、卵とじではなく、「ソースかつ丼」のほうを指すそうです。(ちなみに、卵とじの場合は「上かつ丼」)
ソースカツ丼は、発祥の「ヨーロッパ軒」が有名ですが、インパクトの強さを求めるのなら「ふくしん」に軍配があがるでしょう。
創業36年。「デカ盛り」のお店として、テレビなどでもよく取り上げられ、北は北海道から南は沖縄まで、全国からこの店にソースかつ丼を食べにやってくるそうです。・・・というわけで、ソースかつ丼・大盛(1050円)漬物・味噌汁付にチャレンジしてみました。
噂どおり、丼からは上蓋がしまらないくらいはみ出たソースカツが4枚。本来卵を蒸らすための蓋が何のためにあるのか分りません・・・と思ったら、どうやら裏返した蓋の中に一時的にカツを避難させるらしく、これが正式なソースカツ丼の食べかたのようです。
この量は女性一人では、ゼッタイに無理!と、上蓋を利用してもう1人の女性と半分こ。それでちょうどいいくらいの量です。
さて、運ばれてくる前から漂うツンと鼻を刺激するウスターソースの香りはマイルドで奥深く、カツにたっぷりしみ込んだ甘辛のソースだれは、ソースかつ丼大好き!な福井人にとってはたまらない味なのでしょう。ヨーロッパ軒の味と似ているなぁと思ったら、大将がかつて修行していたそうです。
半分でも普通にお腹いっぱい。大盛りを一人で食べきるのは、男性でもキツイかもしれません。
ちなみに3年ほど前まで裏メニューに特盛があったそうですが、採算が合わないため今ではやっていないとのこと。大盛りでこれなら、特盛りはいったいどれほどの大きさだったのか・・・考えるだけでも恐ろしい気がします。
創業当時からある大盛りですが、メニューに加えたきっかけを大将に尋ねると、部活帰りに寄る高校生に、お腹いっぱい食べてもらいたいという思いからだそうです。ソースかつ丼が福井県のソウルフードになったのも、こうした大将の優しい気遣いがあったからなのかもしれませんね。
「ふくしん」
福井県福井市高木中央1-205
TEL:0776-54-7100














