青森県の津軽鉄道が発売した「だざい弁当」は、昭和の文豪太宰治の生誕100周年を記念して売り出された駅弁。太宰治の好物ばかりをたっぷり盛り込んである。太宰のいちばんの好物だったカニをはじめ、根曲がり竹の煮付け、にしんとほたての煮付け、なすのしそ巻き等々・・・・・
津軽鉄道はこれまでに「ストーブ弁当」「いなほ弁当」「さくら弁当」という駅弁を売り出しており、この「だざい弁当」はそれに続く第4弾。これまでの駅弁の名前に合わせたため、カナを使ったネーミングになった。(「いなほ」「さくら」は特急の名前でもあるので、鉄道マニアにとっては漢字表記は論外!?)
名前で気になるといえば、もうひとつ「根曲がり竹」。これは東北地方や北海道の山地に生える竹で、「笹竹」や「姫竹」など、いろいろな呼び名があるが、「根曲がり竹」と呼ばれることが多いのは、笹の根元が大きく曲がることから。本州でよく見かける孟宋竹に較べてかなり細長く、独特の風味と甘さがある。「だざい弁当」開発のヒントとなった太宰の妻・津島美知子さんの著書「回想の太宰治」の中には、「1本1本皮を剥いだり、切ったり手間のかかる・・・」として登場する。
根曲がり竹だけではない。この「だざい弁当」は、丁寧な下ごしらえを経て作られた、全部手作りの駅弁なのだ。「地元の食材、それもできるだけ旬のものを使いたい。」というコンセプトがあり、発売当初もずくを入れていた部分が、今ではメカブに入れ替わっている。
そんな「だざい弁当」、量産はできないため、購入には3日前までに予約しなければならない。税込み1000円。受け取り場所は津軽五所川原駅が基本。通常6月から8月までの販売としているが、今年は特別。9月に芦野公園駅のプラットホームを特設舞台とした演劇「津軽」の上演があり、そこでもこの「だざい弁当」が売られる予定なので、もう少し長く楽しむことができそうだ。
津軽鉄道株式会社
青森県五所川原市字大町39番地
TEL:0173-34-2148
(Written by S.aureus)
津軽鉄道はこれまでに「ストーブ弁当」「いなほ弁当」「さくら弁当」という駅弁を売り出しており、この「だざい弁当」はそれに続く第4弾。これまでの駅弁の名前に合わせたため、カナを使ったネーミングになった。(「いなほ」「さくら」は特急の名前でもあるので、鉄道マニアにとっては漢字表記は論外!?)
名前で気になるといえば、もうひとつ「根曲がり竹」。これは東北地方や北海道の山地に生える竹で、「笹竹」や「姫竹」など、いろいろな呼び名があるが、「根曲がり竹」と呼ばれることが多いのは、笹の根元が大きく曲がることから。本州でよく見かける孟宋竹に較べてかなり細長く、独特の風味と甘さがある。「だざい弁当」開発のヒントとなった太宰の妻・津島美知子さんの著書「回想の太宰治」の中には、「1本1本皮を剥いだり、切ったり手間のかかる・・・」として登場する。
根曲がり竹だけではない。この「だざい弁当」は、丁寧な下ごしらえを経て作られた、全部手作りの駅弁なのだ。「地元の食材、それもできるだけ旬のものを使いたい。」というコンセプトがあり、発売当初もずくを入れていた部分が、今ではメカブに入れ替わっている。
そんな「だざい弁当」、量産はできないため、購入には3日前までに予約しなければならない。税込み1000円。受け取り場所は津軽五所川原駅が基本。通常6月から8月までの販売としているが、今年は特別。9月に芦野公園駅のプラットホームを特設舞台とした演劇「津軽」の上演があり、そこでもこの「だざい弁当」が売られる予定なので、もう少し長く楽しむことができそうだ。
津軽鉄道株式会社
青森県五所川原市字大町39番地
TEL:0173-34-2148
(Written by S.aureus)