(※画像はイメージです)
そんな、話題沸騰の「朝カレー」であるが、日本には「朝ラー」という食文化もあることを忘れてはいけない。
静岡県中部地区、藤枝市、焼津市、大井川町を志太地区と呼ぶが、この地区のラーメンの特徴は、シンプルな和風のあっさり味。あつ(温)とひや(冷)がある。しかし、なんといっても特徴的なのは、店の営業時間。朝7〜8時に開店し、昼過ぎに終わるところが多い。ここのお客さん方は朝食にラーメンを食べるのである。
朝ラーといえば、福島県喜多方にも同じ名前の食文化が存在するが、こちらは昼に観光客が殺到してラーメン店が混雑するために、地元の人が朝食べに来るというもの。だから、当然お店は朝も昼も営業している。
これに対し、志太系ラーメンは、純然たる「朝のラーメン」だ。多くの店は昼過ぎには閉めてしまい、「昼の部」「夜の部」といったものは存在しない。さっぱりとした味付けのラーメンが多く、朝から十分食べられるのだ。いや、むしろ朝食用のラーメンといったほうが良いかもしれない。出勤前のサラリーマンなどがごくふつうに食べに来る。
竹乃やのラーメンはチャーシュー、のり、メンマ、ねぎを使った魚ダシベースの和風ラーメン。油の少ないチャーシューを使っており、スープにもほとんど油が浮いていないという。ラーメンは温と冷の2種。冷にはわさびと紅ショウガがつく。この店は約10年前に始まったが、このような朝ラーの店は、ここ2〜3年でぐんと増えた。しかし、中には大正8年創業の元祖朝ラーの店もあり、この地域の朝ラー文化の根強さが垣間見られる。また、とんこつラーメンで勝負する有名店もあり、麺がなくなり次第閉店するため、週末には朝の9時台に閉店することもあるとか!?
さっぱりラーメンにコショウやショウガ。もう、朝食抜きなんて言ってられません。
(Written by S.aureus)
(Photo by Smaku)
朝ラーといえば、福島県喜多方にも同じ名前の食文化が存在するが、こちらは昼に観光客が殺到してラーメン店が混雑するために、地元の人が朝食べに来るというもの。だから、当然お店は朝も昼も営業している。
これに対し、志太系ラーメンは、純然たる「朝のラーメン」だ。多くの店は昼過ぎには閉めてしまい、「昼の部」「夜の部」といったものは存在しない。さっぱりとした味付けのラーメンが多く、朝から十分食べられるのだ。いや、むしろ朝食用のラーメンといったほうが良いかもしれない。出勤前のサラリーマンなどがごくふつうに食べに来る。
竹乃やのラーメンはチャーシュー、のり、メンマ、ねぎを使った魚ダシベースの和風ラーメン。油の少ないチャーシューを使っており、スープにもほとんど油が浮いていないという。ラーメンは温と冷の2種。冷にはわさびと紅ショウガがつく。この店は約10年前に始まったが、このような朝ラーの店は、ここ2〜3年でぐんと増えた。しかし、中には大正8年創業の元祖朝ラーの店もあり、この地域の朝ラー文化の根強さが垣間見られる。また、とんこつラーメンで勝負する有名店もあり、麺がなくなり次第閉店するため、週末には朝の9時台に閉店することもあるとか!?
さっぱりラーメンにコショウやショウガ。もう、朝食抜きなんて言ってられません。
(Written by S.aureus)
(Photo by Smaku)