20090710_01インド、スリランカの医療哲学であるアーユルヴェーダ。
日本でもヨーガと並んで女性向けの雑誌などで取り上げられることも多くなり、その名前は広く知られるようになっている。
アーユルヴェーダはサンスクリット語で“生命の科学”という意味で、その中で最も重要とされている、脳細胞を活性化する「ゴトゥコラ」と呼ばれる若返りのハーブがある。多くの人にとっては聞いたこともないような名前の植物だが、西日本の一部では野草として自生している「ツボクサ」というセリ科の植物のこと。

アーユルヴェーダでは、知恵の最高の女神を意味するBrhami(ブラフミー)と呼ばれる、二つのハーブの中の一つであり、神経と脳細胞を活性化するハーブで知性を高め、長寿を促し、記憶力を増し、老化を遅らせるという効果があるといわれているほか、免疫機能を高め、体内を浄化し栄養を補給し、副腎を強めるため、スリランカでは、赤ん坊の食事には欠かせないものである。
また、中国の著名な本草家で256年生きたと言われている李清雲(Li Chung Yun 1677-1933)が、ゴトゥコラを毎日愛用していたというので有名なのだとか。真偽はともかく、そういった伝説が生まれるほど優れたハーブであることは間違いないようだ。

日本ではハーブティとして使われていることが多く、他にもサプリメントや、基礎化粧品の原料として使われていることもある。日本国内でも栽培できるゴトゥコラだが、現在はそのほとんどをスリランカやインドからの輸入に頼っている。日本でも栽培できることに着目し、ゴトゥコラを広めるための活動をしているのが、以前本サイトでも取り上げたスリランカのお正月を開催している島根県隠岐郡海士町ではたらくスリランカ人、サミーラ・グナワラデナさんだ。

20090710_02サミーラさんは、「ゴトゥコラを食べる会」と称して、海士町を飛び出し全国各地でゴトゥコラを広めるイベントを開催。近々の7月11日には、東京での開催が決定している。
「ゴトゥコラを食べる会」では、ゴトゥコラが自生する海士町のことや、ゴトゥコラを毎日のように食べているスリランカのことや、ゴトゥコラを大切にするアーユルヴェーダについてお話するほか、実際にゴトゥコラを使ったサラダやカレーなどを作って食べることができる。

ゴトゥコラを食べる会 in Tokyo
日時:7月11日(土) 18:30〜
場所:阿佐ヶ谷区民センター
電話のお問い合わせ 08514-2-0101 サミーラまで