20090718_012009年7月22日。
この日が何の日かご存知か?巨人軍・原辰徳監督51回目の誕生日。ほかにもウンナンのウッチャンが45歳、森公美子が50歳、ハセキョー31歳……と、林家ペー並みの誕生日知識をひけらかしたいわけじゃない。
2009年7月22日。この日は皆既日食を観測できる歴史的な日なのである。皆既日食とは地球と太陽の間に月がすっぽりと入り、太陽が隠れてしまうという滅多に見ることができない現象のこと。前回皆既日食が日本の陸地で観測されたのは1963年というから46年ぶり。そして次の皆既日食は26年後の2035年。これは絶対見逃すわけにはいかないのだ!

皆既日食が見られるのはインド北部、中国、種子島南部から奄美大島北部。日本本土では部分日食を観測可能。国立天文台のホームページによれば、食の始めが沖縄9時32分50秒、東京9時55分33秒、札幌10時4分30秒で、それぞれ2時間強から3時間弱程度の時間で部分日食を見ることができる。

そんな日食観測を満喫するための商品が、続々と期間限定(そりゃそうだよね)で販売。賞味期限が短いだけに、皆既日食の日が近づくにつれその注目度が高まっている。
どんな商品があるかというと……。
20090718_02まずは太陽観望専用メガネ「SEV」。特殊なフィルターによって太陽の光を10万分の1に減らすおかげで、長時間太陽を見つめることができる代物だ。続いて2009年の世界天文年日本委員会から公認日食観測器具に認定されたビクセン「日食グラス」。こちらは樹脂製フィルターで太陽光を約250万分の1に減光。およそ70万枚がインターネットや家電量販店で販売している。

20090718_03 ほかにも日食Tシャツや日食ピンバッジ。日食とつけば46年分の価値がつくって感じで続々登場。それから藤井フミヤがデザインしたTシャツもあるんだとか。便乗商売だなぁと思っても、限定の言葉に弱い日本人。時期が過ぎれば「何で買っちゃったんだろう」と後悔するものでも、それはそれで良い思い出。ちなみに鹿児島では鹿児島日食館なるものが期間限定でオープン。日食情報コーナーやさまざまなグッズを販売しているそうだ。

もし26年後も生きていれば「そういえばこの前の皆既日食の時に、ピンバッジとTシャツ買ったっけ」とか「日食館の前で記念撮影したっけなぁ」なんて遠い昔を振り返れたりして……。まぁ、2035年のことは26年後に考えるとして、今は目前に迫った皆既日食をどう楽しむかを考えようぜぇ!

(Written by みぞてたかし)

国立天文台 「7月22日 皆既日食の情報」
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/index.html

鹿児島日食館
鹿児島県鹿児島市本港新町5 番4 号(ドルフィンポート内)※ドルフィンポート
(開催期間)2009 年7 月3 日(木)〜 7 月30 日(木)
営業時間 10:00〜18:00
※17 日〜26 日は、日食特別期間で23 時までオープン
(入場料) 大人200 円、子供100 円、(小学生未満は無料)
15 名以上は団体割引(2 割引)
http://www.knt.co.jp/eclipse/nisshokukan/

皆既日食写真提供
近畿日本ツーリスト株式会社
http://www.knt.co.jp/