日本全国に広がる大小様々な劇団。そこには劇団の数だけ個性的な芝居があり、芝居の数だけ感動があります。
しかし、それだけに初心者にとってはどの芝居が、どんなふうに面白いのか、どんな人たちが芝居をしているのかわからずとっつきにくい部分があるのも事実。とりわけ東京以外の地域になると情報を探すのは簡単ではないでしょう。
そこで、ニッチー!では日本各地の劇団にスポットをあて、そこに集まる人たちがどんなお芝居をして、どんな人たちなのか、を紹介していきます。
しかし、それだけに初心者にとってはどの芝居が、どんなふうに面白いのか、どんな人たちが芝居をしているのかわからずとっつきにくい部分があるのも事実。とりわけ東京以外の地域になると情報を探すのは簡単ではないでしょう。
そこで、ニッチー!では日本各地の劇団にスポットをあて、そこに集まる人たちがどんなお芝居をして、どんな人たちなのか、を紹介していきます。
◆第一弾「B級遊撃隊」
1986年結成。作・演出は主宰の佃典彦。
結成当時は男6人のみで「ゲンコツ芝居」とキャッチフレーズを付けて走り回ってセリフ怒鳴ってギャグ突っ込んで・・・という元気いっぱいの芝居をやってナゼか大人気。あっという間に名古屋で観客動員1600人を突破。
10年くらいして「このままではイカン」と強く思い、しっかり立ってセリフ伝えて関係性から笑いが生まれる・・・という「シニカル・ナンセンス・不条理」路線に移行。佃が勝手に師匠と思い込んでいる竹内銃一郎氏(現・近畿大学教授)に演出してもらった時に目からウロコが100枚落ちました。
役者同士が影響し合いながら芝居を作る・・・このことを勘違いしながらずっと芝居していたことに気付きました。
どう気付いてどうなったかは佃の著書「KAN−KAN男」(吉夏社)のあとがきに書いてありますから、ぜひ購入して読んでみてください。
その後、紆余曲折を経て現在の芝居つくりに移行するのですが、どのような曲折でどのように移行したかは佃の著書「土管」(論想社)のあとがきに書いてありますからこれも購入して読んでみて下さい。
女性団員も増えて、今では女性の方が多いです。
15年くらいして「佃の演出ではイカン」と思い、旗上げメンバーの神谷尚吾が演出を担当。以来、佃の脚本・神谷の演出のツートップ体制。
年間2本の公演を打ち続けている。現在の観客動員は700人から800人ってところ。
写真は最新作「夜明けの奥地」。
脳死状態に陥った一人の女性の<夢と記憶>を綴った異色作です。
「泣けた」という人から「さっぱり判らん」という人まで賛否両論、一部のブログにて論争にもなった作品です。
2009年6月に愛知県芸術小ホールにて公演。
<佃典彦の紹介>
1964年生まれ 名古屋在住
劇作家にして役者 日本劇作家協会理事 東海支部長
一応、不条理系の作家の系譜に入ると思われるが、狂言・ミュージカル・児童劇
なども書きかなりの広角打法である。
また映画、TVドラマも執筆多し。
最近では堂本光一主演の「スシ王子!」のテレビ版の脚本を担当。
「お前なんか・・・握ってやる」という主人公<米寿 司>のセリフは流行語にはなりませんでした。
映画では松ケン主演の「カムイ外伝」の最終稿を執筆・・・崔洋一監督と一緒に缶詰で仕上げました。
第三回名古屋文化振興賞
第四回読売演劇大賞優秀作品賞
平成六年度名古屋芸術奨励賞
第五十回岸田國士戯曲賞 など、他にもいろいろと受賞
B級遊撃隊 公式サイト
http://www.bkyuyugekitai.com/
1986年結成。作・演出は主宰の佃典彦。
結成当時は男6人のみで「ゲンコツ芝居」とキャッチフレーズを付けて走り回ってセリフ怒鳴ってギャグ突っ込んで・・・という元気いっぱいの芝居をやってナゼか大人気。あっという間に名古屋で観客動員1600人を突破。
10年くらいして「このままではイカン」と強く思い、しっかり立ってセリフ伝えて関係性から笑いが生まれる・・・という「シニカル・ナンセンス・不条理」路線に移行。佃が勝手に師匠と思い込んでいる竹内銃一郎氏(現・近畿大学教授)に演出してもらった時に目からウロコが100枚落ちました。
役者同士が影響し合いながら芝居を作る・・・このことを勘違いしながらずっと芝居していたことに気付きました。
どう気付いてどうなったかは佃の著書「KAN−KAN男」(吉夏社)のあとがきに書いてありますから、ぜひ購入して読んでみてください。
その後、紆余曲折を経て現在の芝居つくりに移行するのですが、どのような曲折でどのように移行したかは佃の著書「土管」(論想社)のあとがきに書いてありますからこれも購入して読んでみて下さい。
女性団員も増えて、今では女性の方が多いです。
15年くらいして「佃の演出ではイカン」と思い、旗上げメンバーの神谷尚吾が演出を担当。以来、佃の脚本・神谷の演出のツートップ体制。
年間2本の公演を打ち続けている。現在の観客動員は700人から800人ってところ。
写真は最新作「夜明けの奥地」。
脳死状態に陥った一人の女性の<夢と記憶>を綴った異色作です。
「泣けた」という人から「さっぱり判らん」という人まで賛否両論、一部のブログにて論争にもなった作品です。
2009年6月に愛知県芸術小ホールにて公演。
<佃典彦の紹介>
1964年生まれ 名古屋在住
劇作家にして役者 日本劇作家協会理事 東海支部長
一応、不条理系の作家の系譜に入ると思われるが、狂言・ミュージカル・児童劇
なども書きかなりの広角打法である。
また映画、TVドラマも執筆多し。
最近では堂本光一主演の「スシ王子!」のテレビ版の脚本を担当。
「お前なんか・・・握ってやる」という主人公<米寿 司>のセリフは流行語にはなりませんでした。
映画では松ケン主演の「カムイ外伝」の最終稿を執筆・・・崔洋一監督と一緒に缶詰で仕上げました。
第三回名古屋文化振興賞
第四回読売演劇大賞優秀作品賞
平成六年度名古屋芸術奨励賞
第五十回岸田國士戯曲賞 など、他にもいろいろと受賞
B級遊撃隊 公式サイト
http://www.bkyuyugekitai.com/