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漫画というと、絵が驚く程にうまく、ストーリーも吸い込まれような魅力があって当たり前。という、イメージがあるが、現在、簡易な絵で、まったくの素人主婦がどこにでもある日常を描いた、4コマ漫画ブログが流行している。
しかも、なぜか抜群に面白い。そのほとんどは、主婦生活や社会人経験を題材にし、自虐ギャグやぶっちゃけ赤裸々エピソードが描かれた、おもわず「ぶぶっ」と噴き出してしまう作品ばかり。

この“主婦4コマ”ブームの先駆けとなったのが、昨年、ブログから書籍化された『キミはイケメン』だ。
その内容は、イケメン男性との夫婦生活実体験で、イケメン特有の天然っぷりやおちゃめっぷりが描かれていて、これが、「うわ!こういう奴いるよなあ!笑」と、周りの友達と話たくなるような作品になっており、主婦はもちろん、若い女性の間でも話題になるのが頷ける。
 
これに続いて、今年2月にブログから書籍化されたのが、育児4コマ『男の子って、こうして育つ!』だ。こちらも、笑えるのはもちろんだが、親子愛あり、兄弟愛ありと、愛があふれてグッとくる所もある絶妙な作品である。
そこで、この本の著者、トマコさんにお話を伺った。
 
20090803_03―どうして4コマ漫画ブログをはじめたのですか?

育児に追いつめられていたので、“苦しい”という視点を“楽しい”
に変えようと思ったのがきっかけです。
初めは普通のブログだったのですが、
「読みやすい。」という友人の助言で、4コマ漫画を描く事にしました。
 
―では、いままで漫画を描く事に興味がなかったのですか?

はい。なので正直、4コマ漫画にあまり自信がありません。
絵も得意なわけではないので、書籍化する時は、約500コマ全部の絵を描き直しましたし、
内容もおろそかな気がして、4コマ漫画のあとにコラムを書いているんです。
私のブログは、漫画とコラム両方があるからこそ、皆様に楽しんでいただけるんじゃないかと思っています。
 
なるほど。
旦那様の珍行動や育児の大変さという、ネガティブな事をポジティブに発表した、前向きな気持ちが、共感と笑いを呼んでいるのだ。
また、4コマという短時間で楽しめる解りやすさというのも、流行の大きなポイントなのだろう。
 
さらに、日本のブログ文化反映のために昨年から行われている、一般ブロガーを表彰するイベント、『Japan Blog Award』で、今年、グランプリを受賞したのも“主婦4コマ”だ。内容も、官公庁でのバイト時代のエピソードを実にコミカルに描いた作品となっていて、文字も少なめで、読みやすく面白い。この不況の時代に、ポジティブさと解りやすさが、どれだけ世に欲されているか解るだろう。
その、『すべては県民のために。これが県庁公務員』の著者である、きんととさんにもお話を伺った。

20090803_04−ブログを初めてよかった事などありますか?

私自身はスーパーと公園、自宅の往復生活にもかかわらず、国内外の方と交流できるようになりました。
一番嬉しいのは、「公務員への見方が変わった。」などのコメントです。
“伝えたい事”が伝わったという実感が湧きました。

−その“伝えたい事”というのは、具体的にはどんな事ですか?またその理由は?

必死に頑張るほとんどの一般公務員のエピソードをお伝えし、やみくもな公務員バッシングを無くし、国民と公務員が、本来の信頼し合える関係に近づいてほしいと思っております。

今後もブログを続け、公務員の実態を知らせていきたいという、きんととさん。書籍化もチャンスがあれば是非やってみたい。と、夢は広がるばかりだ。

毎日のマンネリ生活に飽き気味の主婦の皆様、「つまらない!」なんて言わないで、その生活を4コマ漫画にしてみてはいかがでしょう?
きっと、その生活にも面白い事が沢山ありますよ。

『男の子って、こうして育つ!』
ブログ版『あぁ、トマコの生きる道』
http://ameblo.jp/tomakonomichi/

『すべては県民のために。これが県庁公務員』
http://ameblo.jp/kintoto-kankouchou/

(Written by 沢岡ヒロキ)