今年も麻布十番納涼まつりの季節がやってきます。
麻布十番納涼まつりと言えば都内でも最大級の夏祭り。行ったことがある人はその人出のスゴさに驚かれたことだろう。

「陸の孤島」と呼ばれ、知る人ぞ知る街だった頃からこの街に住む筆者は、地下鉄が通り六本木ヒルズが出来て…変わり行く街とともに毎年の祭りを見てきた一人。今年は8月21日から23日と発表され、「昔は東京プリンスがビアガーデン出してたよね」とか「サンバはいつからなくなったんだっけ?」などと、地元の友人と話す機会も増えてきた。

賑やかで、多くの人が楽しむ十番祭り。だが、正直、最近の訪れる方々のマナーには辛口の意見を持つ住民も少なくない。
20090807_01ゴミ、騒音、臭い……
適当に道路に捨てられたゴミは、真夏の暑さで翌日には異臭を放つ。次の日も祭りを楽しんで欲しいがために、商店街や住民がだまってそれを清掃しているのを知っている人は少ない。 昨年、某SNSにて、遊びに来た人の「トイレ少なすぎ!」などの運営側に対する批判に住民や関係者が反論し、大炎上まではいかなかったものの熱い議論になったことを覚えている。     
祭りは街が活気付き潤う良いイベントだと思うし毎年なんだかんだ言っても楽しみにしてはいるが、さすがに三日間あの喧騒に晒されるとちょっと逃げたくなるもの。
遊びに来てる人たちだって、なるべくスムースに移動したり、落ち着くお店でくつろぎたいはず……。そこで、筆者の経験から、独断と偏見も多分に織り交ぜた混雑MAPを作ってみました。

20090807_02赤い部分は「身動きがとれないほど混雑する地帯」、黄色は「混雑地帯」。要するに、出店の出るエリアとワールドバザールの公園、そこに辿り着くまでの大きな通り、麻布十番駅・六本木駅まで繋ぐ道路、大きな通りと大きな通りを繋ぐ道路は、全て「混雑」だ。しかもそこを避けたら祭りの面白みがないので結局参考程度にしかならない…が、せっかくなので楽しんだ後や、人混みに酔って抜け出したい場合のルートをご紹介。

MAPで水色で塗ってある部分、南麻布。

昔は「お化け屋敷」を設けていた網代公園を過ぎ、左に焼き鳥や右にタバコやがある小さな交差点で出店は途切れる。ここで、左右に曲がらずさらに直進してみると…。
芸能人が経営する高級店、美味しい魚料理が自慢の和食、新しく出来た餃子店、リーズナブルで人気の寿司屋や焼き鳥屋、有名老舗バーなどが立ち並ぶ通り。さほどの混雑もなく歩ける。

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仙台坂下交差点(MAP内写真)を渡るとそこはもう南麻布。ほんの少し離れただけで、素敵なお店があるのは同じ。

20090807_06終電を逃してもグループやカップルで朝まで楽しめるバーや、群馬の美味しい食材が自慢の居酒屋などが見つかるだろう。女性だけなら、イケメンのスタッフが毎年恒例で祭りの時だけ特別に全員浴衣で出迎えてくれる店もあるとか…?
今年、十番祭りに行く予定の方、予備知識として覚えておいて損はないはず!

青い看板が目印??

(Written by Yukick)