女性が男性に媚びず頼らなくなり、地位を確立した昨今、「”ホストにはまる女”が減り、ブームは下火だ。」というような事を”夜系”の友達からよく耳にする。
だが、新宿歌舞伎町の女王写真家と言われ、ホストの写真を専門に撮り続けているフォトグラファー『綾瀬 凛』はこう言う。
「確かに下降している店もあるけど、やっぱりブーム関係なく、強い店は強いです。楽しくてはまっている女性もまだまだいますね。ホストも少し雰囲気が変わってきていて、今後も変化していくとは思いますが、いなくなる事はないと思います。特にこの歌舞伎町では。」
ホスト系雑誌などで連載を3つ持ち、ホストの宣材写真はもちろん、ホストクラブの広告・看板なども多数撮影し、この世界をよく知る綾瀬さんはこの業界をこう見ているのだ。もう少し話しを伺うことにした。
だが、新宿歌舞伎町の女王写真家と言われ、ホストの写真を専門に撮り続けているフォトグラファー『綾瀬 凛』はこう言う。
「確かに下降している店もあるけど、やっぱりブーム関係なく、強い店は強いです。楽しくてはまっている女性もまだまだいますね。ホストも少し雰囲気が変わってきていて、今後も変化していくとは思いますが、いなくなる事はないと思います。特にこの歌舞伎町では。」
ホスト系雑誌などで連載を3つ持ち、ホストの宣材写真はもちろん、ホストクラブの広告・看板なども多数撮影し、この世界をよく知る綾瀬さんはこの業界をこう見ているのだ。もう少し話しを伺うことにした。
―ホストの写真を何故撮ろうと思ったんですか?
とにかく、かっこいい男性を撮影したかったんです。それで、キャバクラで働いていることで(今も週に二度は働いている現役)ホストの友達が多かったから頼んだんです。
だから別に、ホストが大好きなわけでもなく、近くにたまたまいたんですよね。
―では、今のようにホスト写真家と言えば『綾瀬 凛』と、定着したきっかけはなんですか?
サイトを作って写真を発表した事ですね。それとホスト系ファッションが人気になって、
メンズナックルを始めとした雑誌が何冊か創刊された、ホストファッションブーム?のタイミングがばっちりあったんです。
それで取材をされるようになって。それから、急に仕事になり始めました。
―綾瀬さんの撮る男性ってやけに色気のある顔をしてる気がするんですけどなにかポイントってあるんですか?
はい。自分が色気を出す事です。(笑)
特に、ホストのヌードを撮影する、『ボーイズハンター』というフリーペーパーの「りんりんとお風呂タイム」という連載では、男性と二人っきりでホテルに行って撮影したりしますし、さらに男性と一緒に私も脱ぎます!(笑)
水着ですけど、できるだけ自分も色気を出して、少しHな事を言ったりもしちゃいます。
それで私に迫ってもらうんです。”カメラはあなたの恋人だよ”って。
それに挑発された男性は、もう、最高にセクシーに撮れるんです! これは女性にしか撮れない瞬間だと思っています。
―ホストの雰囲気が変わってきたとおっしゃっていましたが、具体的に言うとどんな風に変わってきたんですか?
雰囲気というか、髪型やファッションが、どんどんヴィジュアル系になってきています。
髪型は中性的に、カラコンは当たり前、メイクもドンドン濃くなっていますね。
きっちりとしたスーツより、ファッショナブルで派手なスーツが増えています。
だから、ヴィジュアル系バンドが好きな、ロリータやヴィジュアル系ファッションをした女の子がホストに通う。っていうのが最近の流れです。
客層が一番変わってきているのかもしれないですね。
少し前のロリータやヴィジュアル系の女の子は、ホストって聞くだけで怖い!とかって、嫌ってましたから。
―ホストだけじゃなく、ヴィジュアル系にも詳しいんですか??
ええ。私、実はヴィジュアル系の写真家でもあるんです。(笑)
『綾瀬 凛』より前に『Alice』という名で、ヴィジュアル系バンドを撮影したり、ゴスロリのブランド広告のお仕事もさせて頂いています。
グラフィックデザインもできるので、『Alice』の方では、本当に好きなのを自己満足で作っている感じです。二人の人間、ふたつの世界を楽しんでいます。
―えええ!!!(写真を見て)ちょっとびっくりですが、名前を変えているのにはなにか理由があるんですか?
さっきの話じゃないですけど、始めは『Alice』のファンが“ホスト写真家”に引いてしまうと思ったんです。でも最近はめっきりホスト好きになってきて。(笑)
だんだんバレてきてたというのもありますけど、もう公表してもいいかなって、自分で勝手にぶっちゃけちゃってるんですけどね。
かつては毛嫌いし合っていた、“二つ”の世界が、今、文化の流れから交差しようとしているのだ。たまたまなのか、一人の人間だったからできたのか、時代や文化の流れを読む力が凄いのか。
それは、本人にも解らないようだが、“二つ”の世界が重なりあった時、一番注目される写真家が彼女であることは間違いない。
フォトグラファー凛の恋日記
http://rin-ayase.com/
Aliceの幻想劇場
http://alice-photostory.com/
歌舞伎町「朝NOW」(火、土曜日出勤)
http://www.caba2.cc/shop/asanow/rin/
(Written by 沢岡ヒロキ)
とにかく、かっこいい男性を撮影したかったんです。それで、キャバクラで働いていることで(今も週に二度は働いている現役)ホストの友達が多かったから頼んだんです。
だから別に、ホストが大好きなわけでもなく、近くにたまたまいたんですよね。
―では、今のようにホスト写真家と言えば『綾瀬 凛』と、定着したきっかけはなんですか?
サイトを作って写真を発表した事ですね。それとホスト系ファッションが人気になって、
メンズナックルを始めとした雑誌が何冊か創刊された、ホストファッションブーム?のタイミングがばっちりあったんです。
それで取材をされるようになって。それから、急に仕事になり始めました。
―綾瀬さんの撮る男性ってやけに色気のある顔をしてる気がするんですけどなにかポイントってあるんですか?
はい。自分が色気を出す事です。(笑)
特に、ホストのヌードを撮影する、『ボーイズハンター』というフリーペーパーの「りんりんとお風呂タイム」という連載では、男性と二人っきりでホテルに行って撮影したりしますし、さらに男性と一緒に私も脱ぎます!(笑)
水着ですけど、できるだけ自分も色気を出して、少しHな事を言ったりもしちゃいます。
それで私に迫ってもらうんです。”カメラはあなたの恋人だよ”って。
それに挑発された男性は、もう、最高にセクシーに撮れるんです! これは女性にしか撮れない瞬間だと思っています。
―ホストの雰囲気が変わってきたとおっしゃっていましたが、具体的に言うとどんな風に変わってきたんですか?
雰囲気というか、髪型やファッションが、どんどんヴィジュアル系になってきています。
髪型は中性的に、カラコンは当たり前、メイクもドンドン濃くなっていますね。
きっちりとしたスーツより、ファッショナブルで派手なスーツが増えています。
だから、ヴィジュアル系バンドが好きな、ロリータやヴィジュアル系ファッションをした女の子がホストに通う。っていうのが最近の流れです。
客層が一番変わってきているのかもしれないですね。
少し前のロリータやヴィジュアル系の女の子は、ホストって聞くだけで怖い!とかって、嫌ってましたから。
―ホストだけじゃなく、ヴィジュアル系にも詳しいんですか??
ええ。私、実はヴィジュアル系の写真家でもあるんです。(笑)
『綾瀬 凛』より前に『Alice』という名で、ヴィジュアル系バンドを撮影したり、ゴスロリのブランド広告のお仕事もさせて頂いています。
グラフィックデザインもできるので、『Alice』の方では、本当に好きなのを自己満足で作っている感じです。二人の人間、ふたつの世界を楽しんでいます。
―えええ!!!(写真を見て)ちょっとびっくりですが、名前を変えているのにはなにか理由があるんですか?
さっきの話じゃないですけど、始めは『Alice』のファンが“ホスト写真家”に引いてしまうと思ったんです。でも最近はめっきりホスト好きになってきて。(笑)
だんだんバレてきてたというのもありますけど、もう公表してもいいかなって、自分で勝手にぶっちゃけちゃってるんですけどね。
かつては毛嫌いし合っていた、“二つ”の世界が、今、文化の流れから交差しようとしているのだ。たまたまなのか、一人の人間だったからできたのか、時代や文化の流れを読む力が凄いのか。
それは、本人にも解らないようだが、“二つ”の世界が重なりあった時、一番注目される写真家が彼女であることは間違いない。
フォトグラファー凛の恋日記
http://rin-ayase.com/
Aliceの幻想劇場
http://alice-photostory.com/
歌舞伎町「朝NOW」(火、土曜日出勤)
http://www.caba2.cc/shop/asanow/rin/
(Written by 沢岡ヒロキ)