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子どものころから音楽が大好きだった工藤由佳さんは札幌在住。アルバイトをしながらコンスタントにライブ活動を続け、プロのミュージシャンになることを夢見ている25歳の女性だ。

自分自身の恋愛経験をモチーフに書いた作品は悲しいものが多く、彼女の透き通るような歌声で切なく響くメロディーにはライブ会場で女性の啜り泣きの声が聞こえることも。札幌の一部の音楽ファンの中では「バラードの歌姫」と注目されている工藤由佳さんに話を聞いた。

―プロのミュージシャンを意識したのは、いつ頃から?

工藤由佳(以下K)「いつだったかは忘れましたが、音楽の世界で生活したいなぁと子どものころから漠然と思っていました」

専門学校でバンドのヴォーカルをやっていたが、学校卒業でバンドは解散。どうしようかと迷っていた彼女は、オーディション番組の「歌スタ」に出演することを決意する。一次、二次と順調に通過し見事テレビ出演を果たすが、残念ながら1コーラスを歌いきれず番組からのプロデビューは絶たれてしまった。

K「本人はプロになるつもりだったので札幌帰った後、何も考えていなくて。どうしようかなと迷っていたら、友人がピアノで弾き語りしたらって」

3歳の頃から慣れ親しんだピアノを持ち、札幌でライブ活動を始める。23歳の時だ。

―暗い曲が多いと言われることある?

K「ええ、しょっちゅう(笑)。私暗い歌が好きなんですよね。悩んでいる人を元気づける方法として、明るい曲やメッセージのある曲もいいけど。ほらこういう人もいるんだよ。だからあなたもあなただけが辛いんじゃないの、元気出してって!暗い曲を歌うことで勇気づける方法もあるのかなと。でも最近はライブも増えてきたので、明るい曲も作ろうって意識しています」

暗い曲を切々と歌ったあとのMCは、昨日のゴミ出しの話やこの前行ったパン屋の話などプライベートな話題を淡々と喋る工藤さん。透き通るような美声の合間のトークは、ギャップありありの天然ボケのトーク。これも彼女の魅力である。

20090815_02K「現在は月2〜3回程度ライブをしています。前は精力的に人前で歌っていたのですが、今はライブに出るよりゆっくり曲を作りたいなと。ライブに出るために無理矢理曲を作るのも嫌だし、あんまり忙しいとダメになりそうで。私はずっと歌を歌いたいから。マイペースで、歌い続けたいです」

とはいっても目標はもちろんプロ。いつかは全国区で活躍できる日を夢見ている。

K「まずは札幌で頑張りたい。ここで実力を認められて札幌発でプロになれたらいいな」

札幌の歌姫が全国の歌姫になる日は来るのか?注目、そして応援したい。

(Written by みぞてたかし)