オイスターズ

ライトでドライな不条理系会話劇を得意とする「オイスターズ」。プロダクションや専門学校、ワークショップ講師としても多数活動している。20歳から36歳までの男女11名で構成された演劇ユニットだ。

◆縁起を担いで改名
結成は2005年。昭和48年生まれの俳優たちによる演劇ユニットとして、名古屋を拠点に活動を開始した。結成当時は頭に「THE」がつく「ジ・オイスターズ」だったが、2008年にメンバーの一人が占い師さんに聞いたところ、字画が悪いということに。満場一致で“ジ・”をとって“オイスターズ”とすることになったのだとか。
2006年に南文化小劇場芸術公演 『サイユウキ』 で旗揚げ。2007年には 『うそつき村』 で第7回愛知芸術劇場演劇フェスティバルに参加したほか、名古屋のみならず、京都や広島でも積極的に公演を行っている。
2008年より昭和48年生まれ以外の俳優も参加するようになり、2009年5月には東海地区最大級の演劇フェスティバル「カラフル3」に参加した。

◆クスクス笑いが続く「不条理系会話劇」
座付作家の平塚直隆氏が得意とするのは「不条理系会話劇」。最初から最後までクスクスと笑い続けて、ほのかに優しい気分になれる、そんな芝居を目指して作り続けている。
圧倒的にどうでもいいやり取りの中に垣間見える面白さ。その面白さに重きをおき、舞台上も客席もそのやり取りを一体となって面白がっている、そんな空間を創り出す。
観劇初心者の方は長編コントを見ているような感覚で気楽に笑える、芝居を見慣れている方にはその奥にある人間臭いおかしくもあわれな姿に共感できる。それぞれのおかしさを見つけて楽しむことのできる、間口の広い芝居だという。
「どうでもいいんだけど、また観たい」という、中毒者をあちこちに増やすのが狙いだ。
オイスターズの劇作家、演出家、俳優をこなす平塚氏は、日本全国の多くの戯曲賞で佳作ばかりを受賞するあまり、「永遠のセカンドマン」などと呼ばれていたが、ついに2009年「第4回仙台劇のまち戯曲賞」にて大賞を受賞したという。

◆「踊らない 歌わない 走らない 叫ばない」芝居
演劇といえば、なんとなく歌ったり踊ったり、時には感情を激しく表現するために大きな声をだしたりステージを駆け回ったりといったものをイメージするかもしれないが、オイスターズではこの全てをやらない。極力無駄を省いて、研ぎ澄まされていく中で、動きも「無駄なもの」として省いているのだという。逆に、上に述べたような「演劇」に抵抗感がある人にもオススメだという。

じっくりと腰を据えて作品創りのできる地方発信の強みを活かしつつ、今後多都市での公演も行っていく予定だという。

<代表・俳優 中尾達也プロフィール>
昭和48年名古屋生まれ。
1999年、七ツ寺プロデュース 『不測の神々』 出演を期にジャブジャブサーキットに入団するが2年で退団。
2001年、よこしまブロッコリー旗揚げに参加。以降、2006年まで全ての作品に出演。
2006年、ジ・オイスターズ旗揚げ、名ばかりの代表に就任。
オイスターズの代表として平塚の作品に出演する他、はせひろいち・天野天街・スエヒロケイスケ・佃典彦・神谷尚吾など、名古屋を代表する劇作家・演出家の舞台にも出演。
また、舞台だけでなくドラマなどでも活動中。

オイスターズ 公式サイト
http://www.geocities.jp/theatrical_unit_oysters/

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