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石川県の中部にある町、宝達志水町(ほうたつしみずちょう)の三つ子塚古墳群には、『モーゼの墓』があるという。モーゼは、旧約聖書の「出エジプト記」」に現れる、紀元前13世紀頃に活躍した指導者で『モーゼの十戒』やヘブライ民族をカナンに導く途中、紅海を分ける奇跡を起こしたことでも有名。
そんな歴史的人物・モーゼのお墓が何故日本にあるのか。

この伝説を紹介したのは、昭和12年、山根きくが著した「光は東より」と「竹内文書」という書物。「竹内文書」には・・・・

鵜草葦(うがや)不合朝(ふきあえずちょう)第69代神足別豊 天皇の即位200年、ヨモツ国よりモーゼロミュラス日本に来たり、12年間住む。
この間にモーゼは万国五色人の守る十戒の法を作る。この十戒を刻み込んである宝石を、モーゼは天皇に献じ、天皇はこれを皇祖皇太神宮に納祭する。
モーゼは、天皇の内親王、大室姫と結婚、七人の御子を生む。
モーゼ583歳にて神幽り、能登宝達山、ネポ谷に葬る。

とあり、40年の歳月をかけて、ユダヤの民衆をイスラエルへと導いた後、シナイ山に登り、そこから天浮船に乗り能登宝達山に辿りつき583歳まで余生を宝達山で過ごし、三つ子塚に埋葬されたのだとか。

また、第二次世界大戦終戦後に、日本占領の指揮をとったGHQ直属の部隊がモーゼとその一族の墓と伝えられる三つ子塚を徹底的に調査・発掘したという噂や、祭りの掛け声や民謡、地名にヘブライ語が使われているとも言われている。

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モーゼの墓は現在、『伝説の森(モーゼパーク)』としてロマンの小路やモーゼの墓を見渡すミステリーヤードなどを整備した公園となっているので、ミステリースポットを体験してみては?